11月25日からの学内LANの本運用開始を控え、事務局内での活用について平成9年11月20日に作成したものです。
インターネットの共同研究の勉強会に参加させていただき教えてもらったことや、情報化推進委員会で得た情報、体験したことなどから、学んだ成果をまとめました。
その他、別紙「ネットワーク整備事業 事務局関連」(学内LANワーキンググループ提出資料)を参照ください。
メールの利点
- よくメールをチェックしている先生なら、電話やメールボックスより速く連絡が取れる。
- 記録がフロッピィに残る。
- 一度にたくさんの人に同じ連絡をするのが簡単。
- 紙を使わなくてよい。
- 学校に来なくても連絡がとれる。(先生にとっては利点?)
メールの欠点
- あんまりメールをチェックしない相手には出しても無駄。
- メールを書く手間がかかる。話す方が簡単。
では、どういうときにメールを使えばいいのか。
実のところ、これ以外は、電話やメールボックスの方が簡単・手軽と言わざるを得ない。
参考までに、別紙「村山の経験によるメール使用頻度」をつけました。
お知らせの利点
- 事務局入口の掲示板(以下「掲示板」とする。)と違って、スペースを気にせずいつまでもだしておける。
- 多くのデータの掲載が可能。
- 紙を使わなくてよい。
- 先生によっては、掲示板よりよく見てくれる。
お知らせの欠点
- 入力する手間がかかる。
- 見ない先生もいる。
では、どういうときに「お知らせ」を使えばいいのか。
インターネットの利点
- 居ながらにして、さまざまな情報を仕入れることができる。
- しかも、速い。
- そして、無料。(厳密に言うと無料ではない。いくら使用しても同額なだけ。)
インターネットの欠点
- 欲しい情報がどこにあるのか探すのが大変。
- 一部つながりにくいところがある。
欠点について補足
欲しい情報を探すにはブックマークに登録してある「yahoo! Japan」か「goo」を使うと検索することができます。たくさん検索されますので、スペースを空けて単語をいくつか入れると見つかりやすいようです。本(「インターネットのイエローページ」という本を購入しました。本棚に入っています。)で探してから接続するのも賢いやり方だと思います。
つながりにくいところ
残念ながら打つ手はありません。中止する方が賢明です。つながりにくところは、アドレスの最後がor.jpやne.jp、co.jpになっているものです。つながりやすいのは、最後がac.jpやgo.jpのものです。でも一概には言えません。
クリックしてもなかなか画面に表示されないときは、画面下に「○○% / ××k」と表示されるのを見てください。この××の数字が少ないほど、つながりかたが遅いということです。16kや8kなどと出る時は、迷わず中止した方がよいでしょう。
平成9年度は希望者のみユーザ登録しています(現在2名)。平成10年度からは全員がユーザ登録できるよう、情報化推進委員会で審議中です。
学生が利用できる端末が、今のところコンピュータ演習室と就職相談室しかありませんが、来年度のコンピュータ演習室の更新にあわせて、演習室のすべてのパソコンで接続可能になる予定です。
教員は、研究費等でそろえていくしかないでしょう。
事務局は、使用頻度及び予算と相談でしょう。平成10年前半に統一機種の更新がありますので、それを学内LANに接続することは可能です。
新しい企画を考えても、ほとんどは手作りで実施していくしかないので、教員と事務局のヤル気と時間との闘いになるでしょう。来年度、新しく情報処理を専攻にしている教員を採用する予定なので、その人にかける教員の期待は大きいようです。
| インターネット上でメールを出すときの注意 |
インターネットを見ていると、時々「ご意見はこちらへ」というように、メールを出せるようになっているものがあります。(「こちらへ」をクリックするとメール作成のメニューが開く、など)ネットスケープの使用者は、1名しか設定できず、今その1名は村山の設定になっています。インターネットを見ていて、メールを出したい用事ができたときは、出す前に必ず村山に一言ご相談くださいますようお願いします。
以上、「今事務局が学内LANにおいてできること」をコンセプトにまとめました。しかし、状況は常に変化していますので、この「活用について」が、いつまで有効かは定かでありません。また、私の独断と偏見がかなり入っていますので、ここに書いたことが学内LANのすべてではないことを理解しておいてください。
現在、先生方の学内LAN利用状況には、非常に差があります。毎朝チェックする方もいれば、学内LANに接続できる環境をお持ちでない方もいます。また、学生についても、能力に非常に差がありますので、画一的に何かをできる状況ではありません。それらが統一されない限り、学内LANを利用しても、そうできない人のために、個別対応も同時にしなければなりません。そうなると、今までのやり方で済むことは、わざわざ学内LANを利用しなくてもいいじゃないか、という考え方もできます。
しかし、学内LANをあまり利用しない方に「やっぱり必要かな」と思わせるためには、今の環境と内容の充実を図らなければならないでしょう。